まつ毛貧毛症とは、まつ毛が不足していたり、不十分な状態を指します。
原因
まつ毛貧毛症の原因は、様々です。マスカラ、ビューラー、つけまつ毛、まつ毛エクステなど、まつ毛ケアがまつ毛に負担をかけている場合があります。年齢の影響や、皮膚疾患・全身性疾患が原因のこともあります。その他、薬の副作用でまつ毛が抜けてしまうこともあります。
治療
まつ毛が「少ない」「短い」「細い」で悩みのある方に、当院では、外用薬で治療をしています。
まつ毛は、頭髪とは違い、毛周期が5~12カ月です。成長期が短く(1~2カ月)休止期(4~9カ月)が長いのが特徴です。まつ毛の成長期を延長させることで、まつ毛の「長さ・太さ・濃さ」を改善すると考えられます。
もともとは緑内障治療の点眼薬でしたが、この薬を使った患者さまのまつ毛が長く、太く、濃くなったので、アメリカFDA(米国食品医薬品局;日本の厚生労働省にあたる機関)が、「まつ毛の貧毛」という症状を改善するとして、ルミガンをまつ毛用医薬品に認可しました。
日本でも、同じ薬剤であるビマトプロスト(Bimatoprost)を成分としたグラッシュビスタを認可しています。